tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

むささびたけ(ムササビ茸)

2013年04月14日 11時20分41秒 | 環境


むささびたけ(ムササビ茸)
 家内が「きのこ生えてきたの見ました?」という。「どこに」と聞くと「皇帝ダリアの根っこのあたり」とのこと。私がキノコ「大好き人間」と知ってのことです。
 さっそく庭に出てみると昨年暮れに枯れた皇帝ダリアの株のあたりに直径3~5センチぐらいの茶色の笠がいくつか見えます。

 狭い我が家の庭でも、東南の隅の大紫やのうぜんかづらの下は藪になってしまっています。草取りをするのも面倒だし、いろんなものが生えてきて面白いということもあります。
 何年か前からそこに家内が皇帝ダリアを植え、秋の終わりには3メートルぐらいないなって、大きな花を沢山咲かせます。霜が降るとバッサリ倒れて株が残ります。

 その株の周りに春4月というのに、茸が沢山生えてきたのです。もう凋んだのもありますが、十数本ぐらいは生えたのでしょうか。
 早速1本とってきて「菌類」という図鑑で調べてみました。「ムササビタケ」でした。

 ヒトヨタケ科、分布は日本、ヨーロッパ、北アメリカ、夏から冬、広葉樹の朽木あたりに群生、「食用」とありました。この科には毒茸もあります。

 小学生のころ、父とよく茸狩りに行きました。甲府市近辺の山に出る茸を覚え、夏から秋、近所や小学校の仲間と愛宕山に行きました。一緒の仲間に、「それ食べられる」「それはダメ」などと教えて、得意になっていました。
 
 戦災で現在の笛吹市に疎開し、夏休みには毎日のように金川原のくぬぎ林で茸を探しました。「じこうぼう」という立派な茸が生える河原でした。
 たくさん採って来ると、食糧難の時代です、母が「良く採れたね」と喜んで、おつけの身や煮付け、混ぜご飯などにしてくれました。
 今は、カブトムシやクワガタの聖地として有名だそうですが、当時はそんな虫たちはゾロゾロいても見向きもしませんでした。

 昭和30年代の終わり、都下国分寺に移り住んだ後でも、近所の丸山に雑木林が残っており、そこ「ナラタケモドキ」があるのに気づき子供と採っていると、やはり子供連れの方が来られて、「あれ、今年は先を越されましたか」などと言われこともありました。

 庭の「ムササビタケ」を味噌汁に入れて食べようと家内に言いましたら。「やめてよ。毒かもしれないわよ。」と一言で却下でした。
 



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